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STORY4
「此れから足場が狭くなる。足元に気をつけろ」
「あ…うん」
店を出て、店の裏にある螺旋階段を上らされる。 先に歩いている奴は、先の尖った靴を履いていて、カツカツとした音が目立つ。
「耳障りその二!」
「何か言ったか?」
ぎろりとっこちらをエメラルドグリーンの瞳が睨む。
聞こえない様に言ったつもりが聞こえていて… きっと、その髪の中に隠れた耳は、凄く大きくて化け物みたいに違いにない…!
俺を馬鹿にして時間を潰しているのか、本当の親切心なのか、そうでないのか…よくわからない奴だ。
少し、錆びかけた階段を上り終えると結構高い所まで来ていた。
下から見てるとそんなでもないのに、地上から見てざっと二十メートルくらいか?高所恐怖症じゃなくて良かった…。又、鼻で笑われる。 奴は、着いたと思ったらすぐに扉を開けて姿を消す。
ちょっとは、後ろの俺に速度合わせよなってんだ!
ぐちぐち言いながら絞められた扉を開けると中は、薄暗くて何やら話し声が聞こえる。
「すまないが、四・五匹上げてくれないか?」
「おお!ハイデルさん!任せてくれ!」
中年の男と…奴の名前はハイデルっていうのか…。
明らかに、おっさんの方が年上なのに偉そうだな~あいつ。
つーか、此処って店の水槽の真上?
でも、店の中で見た水槽は、もっと澄んでて綺麗に見えたけどなぁー。なんて首を傾げていると、ぶっきらぼうに、
「ぼさっとしてると怪我するぞ」
なんて、ほざきやがる。
さっきの、おっさんは真っ黒の水ん中に入って消えちまうし、もう、どうなってんだよー!
でも、店の中で見た水槽は、もっと澄んでいて綺麗に見えたのに真上から見た水槽は、明かりも無いせいか目を凝らせば凝らすほど底が見えない。見えるのは中で泳いでいるであろう魚の影くらい。大体なんで、こんな所に俺を連れてくるんだ?首を傾げる他ない。